物心ついた時から、男が好きでした。
今思えば、ですが。
小学校の頃を思い出しても浮かぶ顔は男ばかり。
1年生の時の同級生なんてもう覚えていないけど、ただ1人顔が浮かぶのは、明るくハキハキしていて、運動も得意だったMくん。声が大きくて、活発で、ちょっと色黒な子でした。
3年生のとき、転校した先で初日に声をかけてくれた、優しくて背が高いSくん。骨太でガッシリしていて頼もしかったのを覚えています。
4年生の時、自分の担任はおばちゃん先生だったけど、隣のクラスは若くてかっこいいマッチョな担任で、廊下を通るたび目で追っていました。いかにもスポーツマンで、太い腕をしていました。
5年生の時、担任は男に変わったけど、タイプじゃなかったので男として興味はありませんでした。でも、水泳の時間に水着になった担任の股間をよく見ていたのは覚えてます。
でもこの頃は、好きな女の子もいたし、ラブレターもどきを交換したりもしていました。特に男好きという感覚はなく、当然他の人と違うとか異常だとかいう意識は全くありませんでした。そもそも、ヘテロセクシャルが普通という考えも知らないのだから、当たり前ですね。面白いもので、「普通」「常識」という基準がなければ、「異常」という感覚も生まれません。
でも今なら間違いなく言えます。
この頃から、いやきっと生まれながらにして、俺はゲイでした。
こんな担任ならよかったかな??
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