といっても、本格的なことはまだです。なにしろ知識がないので。
3年生か4年生の頃、家が近くて仲がいい男子の同級生がいました。そこは親が留守のことが多く、よく遊びに行きました。そのうち、どちらが言い出したか覚えていませんが、
「キスしてみる?」
ということになりました。なんでそんなことになったんだろう?? 今となってはきっかけが全く思い出せません。
やり方もよく分からないので、そっと唇を合わせるだけ。ベロを入れたりはしません。「だってそんなの汚いじゃん!」というレベルのウブな男子でした。
でも、この「禁じられた遊び」にたまらなく興奮しました。次第に回数が増え、家に行くたびにするようになっていました。この2人だけの秘密を、「やんやんごっこ」と呼んでいました。どっちが名付けたか忘れましたが、淫靡な響きのある秀逸なネーミングセンスw
キスだけだったのが、そのうち全裸でやるようになりました。
ある時は、家に親がいるのに、子供部屋で裸になったりもしました。見つかるかもしれない、というスリルがたまりませんでした。そして今度は、
「チンコなめてみない?」
と相手が言い出しました。フェラなんてもちろん知らないので、「えー、そんなの汚いよ」と最初は嫌でしたが、自分のを舐めてもらうと不思議と気持ちがよく、自分も相手のを舐めました。まだ皮もムケていないので、ただペロペロするだけ。毛もまだ生えていないお互いのチンコを、舐めあうようになりました。
当時は精通もまだで、セックスなど知るはずもなく、チンコをしごくとか、どこかに入れるなんて、考えも及びませんでした。射精というゴールがないので、ひたすらキスして、チンコを舐める。性的刺激を求めるというよりは、ただただ背徳の営みに興奮するという、今思えば9歳にしてなんと高尚な遊びをしていたものかと感心してしまいます。
その後「やんやんごっこ」は、相手が引っ越してしまい終わりを迎えました。
それ以後、同じ遊びをする友達はいなかったし、やろうとも思いませんでした。それなのに彼とは、なぜ自然にあんな関係になったんだろう? 恋愛のような感情はありませんでした。でもたぶん、2人とも内在するゲイの要素に自覚がないまま、無意識に惹かれ合ったのだと今は思います。
今、どこで何しているかな。また会えるものなら会ってみたい、F.H.くん。その後の彼がどんな性体験を重ねたのか、自分との比較対象としてとても興味があります。ゲイとして生きているんだろうか、普通のお父さんになっているんだろうか…と時々思い出します。
F.H.くん。俺は、普通じゃないお父さんになっちゃったよ。
このエピソードの教訓。
親の留守中に子供同士で遊ばせちゃダメ、絶対w
当時こんなプレイを知っていれば…
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